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報告会

令和元年度地熱資源開発研修(第4回)開催報告

1.開催日
令和元年12月2日(月)~12月20日(金)
2.場所
秋田県鹿角郡小坂町 国際資源大学校
3.研修受講者数
50名
4.研修概要
 先の東日本大震災を経験した我が国においては、再生可能エネルギーに対する関心が高まり、地熱資源の開発推進に向けた動きが活発化してきています。一方、地熱分野を扱う大学や地熱開発を体系的に学ぶことができる研修等の機会は多くはなく、地熱開発事業社等からは、今後の地熱開発を担う若手技術者等を養成するための研修等の実施を要望する声が高まっているところです。
 そこで、JOGMECでは、地熱開発に必要な実践的な知識の取得、熟練技術者からの技術の継承、若手技術者のネットワーク形成等を目的とする「令和元年度地熱資源開発研修(第4回)」を開催しました。なお、本研修は、平成28年度以降毎年度実施しています。

 JOGMECは、我が国の地熱資源開発を推進するため、引き続き、本研修業務の充実等に努めてまいります。
5.研修詳細
 大学、地熱開発事業社等から招いた講師28名により、講義が行われました。更に、尾去沢鉱山、松川地熱発電所及び検層設備等(地熱エンジニアリング㈱)の見学を行いました。

【講義の分野】
 地質、地化学、物理探査、検層、掘削、貯留層工学、温泉科学、環境影響、地上設備、発電設備、経済性評価等の地熱開発に関する分野。

【研修受講者によるグループワーク】
 本研修においては、研修受講者間で、自由に、地熱資源開発に関する課題を抽出し、その解決策等を議論し、提案等を発表・質疑応答をするグループワークを行いました。具体的には、4つのグループを作り、「温泉地域における小規模発電の促進」、「地熱業界の女性問題」、「持続性のある地熱発電所運営」及び「地元・温泉事業者との共存共栄を目指して」を課題として、グループ内で議論を進め、12月19日、講師、JOGMEC担当者、国際資源開発大学校長等をコメンテーターとして、発表会を行いました。
6.受講者の感想

・受講は、今後の大きな財産。今回の受講生と、業界を盛り上げていきたい。

・講師は、経験豊富であり、教科書から得られる知識だけでなく、実務を進める上での注意点等を学べた。

・地域社会での地熱開発の理解促進に努め、地熱開発へ貢献したい。

・地熱開発の事業者と技術者が定期的に交流できる機会を希望。

・専門分野別に特化した研修、地熱専門家以外、地方自治体、海外の技術者、学生でも受講できる研修があればよい。

(参考)
 ほとんどの受講生は、本研修について「非常に役に立った」、「カリキュラムは、基本的に適切」、「研修期間(3週間)は適当」、「講義がわかりやすかった」との感想。また、研修の実施時期や開催場所については、適当であるとする者のほか、冬季以外の開催や、交通の便の良いところを希望する者がいた。

研修の様子

(参考)
 本研修を開催した国際資源大学校は、鉱物資源等に関する人材育成、調査研究等を行う一般財団法人国際資源開発研修センター(本研修の運営に係る業務委託先)の一部門として人材育成事業を行っている。また、小坂町は、明治末期には小坂鉱山の発展により秋田県下で第二の都市であった。十和田湖等の美しい自然に包まれ、現在も、鉱山の歴史に彩られた近代化産業遺産の建物群が残されている。