令和5年度地熱資源開発研修開催報告

1.開催日

令和5年11月27日(月)~12月15日(金)

2.場所

令和5年11月27日(月)~12月8日(金) (第1週、第2週)
秋田県鹿角郡小坂町 国際資源大学校

令和5年12月11日(月)~12月13日(水) (第3週)
味覚糖UHA館TKP溜池山王カンファレンスセンター 4A会議室
JOGMEC会議室

令和5年12月14日(木)~12月15日(金)
フィールドトリップ(大分方面)
見学① 水素製造実証プラント(大林組)
見学② 菅原バイナリー発電所(九電みらいエナジー)
見学③ 八丁原発電所(九州電力)

3.研修受講者数

20名

4.研修概要

 昨今の再生可能エネルギーを取り巻く状況としまして、地球温暖化問題を契機とし、2050年カーボンニュートラル実現に向け、世界的にも化石燃料から再生可能エネルギーへの転換を目指す動きが活発化しております。本状況下において、日本でも震災以降、再生可能エネルギーの導入拡大を含めたエネルギーバランスの見直しが活発に議論されており、特に大きなポテンシャルを持つ地熱発電には大きな期待が寄せられています。一方、地熱分野を扱う大学や地熱開発を体系的に学ぶことができる研修等の機会は多くはなく、地熱開発事業社等からは、今後の地熱開発を担う若手技術者等を養成するための研修等の実施を要望する声が高まっているところです。
 JOGMECでは、地熱開発に必要な実践的な知識の取得、熟練技術者からの技術の継承、若手技術者のネットワーク形成等を目的とする「令和5年度地熱資源開発研修」を開催致しました。なお、本研修は、平成28年度以降毎年度実施しています(令和2年度は新型コロナウィルスの影響を受け、WEBのみの開催)。

5.研修詳細

 大学、地熱開発事業社等から招いた30名の講師によって、対面にて実施し、更に、九州大分の地熱発電所等の見学(フィールドトリップ)も行いました。

【講義の分野】
 地質、地化学、物理探査、検層、掘削、貯留層工学、温泉科学、環境影響、地上設備、発電設備、経済性評価等の地熱開発に関する分野。

【研修受講者によるグループワーク】
 本研修においては、研修受講者間で、自由に課題を抽出し、その解決策等を議論し、提案等を発表・質疑応答をするグループワークを行いました。具体的には、3つのグループを作り、「現状の課題と効率的かつ安全・安心な地熱開発に向けて・・・」、「地元での熱利用を考えよう!」及び「地熱を取り巻く環境変化と新しい課題」を課題として、グループ内で議論を進め、12月13日、講師、JOGMEC担当者等をコメンテーターとして、発表会を行いました。

【研修OBからの報告】
 研修の最後に、過年度の研修OBを招き、研修内容がどのように業務に役立ったか等、研修後のキャリアについてご報告いただき、研修受講者との意見交換も行った。

6.受講者の感想

  • 地熱全般について説明を受け業務の復習になった。また海外での地熱政策の話では日本の規制の多さを改めて気づかされた。
  • 現地で仕事をしていると同じグループ内でのつながりがあるが、他事業者の方と関わることが基本的にないため、非常によかった。
  • サンプルを見ながらの説明は非常にイメージが出来、大変参考になりました。

など多くの受講生から好評価を頂いた。

(参考)
全ての研修生が、本研修は「非常に役立った」との感想。また、研修の実施時期については適当であるとするほか冬季以外の開催を希望する意見も寄せられた。開催場所については7割が適当であるとする一方3割は交通の便の良いところを希望された。

JOGMECは、我が国の地熱資源開発を推進するため、引き続き、本研修業務の充実等に努めてまいります。

研修の様子

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