地熱発電の日
JOGMEC、日本地熱協会および電気事業連合会は、岩手県八幡平市の松川地熱発電所(出力:23,500kw)が、商用としては日本初となる営業運転を開始した昭和41(1966)年10月8日から平成28年(2016)で、50年を迎えたことを記念し、10月8日を「地熱発電の日」に制定しました。
平成28年(2016)9月17日に、松川地熱発電所 運転開始50周年の節目のシンポジウムとしてJOGMECと八幡平市が主催した「地熱シンポジウムin八幡平」の中で、本記念日の制定セレモニーを行い、認定登録した(一社)日本記念日協会から、申請者代表の日本地熱協会会長に登録証が手渡されました。
今後JOGMECは地方自治体や地熱関連企業などと協力して、10月8日前後に向けてシンポジウムや公開授業、親子見学会などの「地熱」に関するイベントを開催し、地熱への理解促進や、地熱開発の機運を盛り上げてまいります。


平成30年度「地熱発電の日」ポスターデザイン決定
平成30年度の「地熱発電の日」のポスターデザインを下記に決定しました。 7月以降ポスター・クリアファイル等としてイベント等で活用してまいります。

平成29年度「地熱発電の日」イベント実施結果
地熱シンポジウムin函館「地熱開発と地方創生を考える〜期待が高まる北海道〜」
- 開催日時
平成29年10月17日(火)14:00〜17:00 - 開催場所
函館市民会館大ホール(北海道函館市) - 主催等
主催:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
共催:日本地熱学会
後援:資源エネルギー庁、農林水産省、環境省、北海道、北海道函館市、北海道森町、地方独立行政法人北海道立総合研究機構地質研究所、日本地熱協会 - 実施概要
- 市民討論会「地熱deソーシャルデザイン」:参加 市内大学生等16名
- 市民のための地熱講座:参加 49名、講師 日本地熱学会会長 矢野雄策
- 展示会:出展者 道内地方自治体等10団体
- シンポジウム:参加 函館市民、地方自治体職員、地熱関係企業等約400名
- シンポジウムの内容紹介
JOGMEC理事長黒木啓介による開会宣言の後、来賓として参加していただいた超党派地熱発電普及推進議員連盟共同代表増子輝彦氏からのご挨拶、道総研地質研究所資源環境部長高橋徹哉氏からの基調講演「北海道におけるにおける地熱開発の動向と今後の展望」などが行われました。続いて、森町梶谷恵造町長からの「森町の地熱利用事業について」と題した講演の後、ゲストのフリーアナウンサー木佐彩子さんに地熱ハウスで作られたトマトや森町名物「森らいす」を試食いただき、町長との地熱トークを弾ませました。
休憩をはさみ、東北芸術工科大学山崎亮教授をコーディネーターとして、行政、地熱事業者、温泉事業者、熱利用者、一般市民の代表者とゲストによるパネルディスカッションが行われ、市民討論会の成果発表を交えて、地熱開発と地方創生を進めていくための課題と展望について議論が進められました。

特別授業「地熱発電とまちづくり」 参加合計 637名
- 秋田県立湯沢翔北高等学校 1・2年生 平成29年9月7日
- 北海道森町立森小学校 5年生 平成29年9月19日
- 熊本県小国町立小国小学校 1・2・3年生 平成29年10月6日

地熱発電所見学会 参加合計 1,069名
7月〜10月にかけて秋田県湯沢市、岩手県八幡平市、九州電力、JOGMECが主催し、地熱発電所、地熱発電所建設地点、地熱利用施設等の見学会を開催

「地熱発電の日」ポスターの掲示
JOGMEC、日本地熱協会および電気事業連合会が制定した「地熱発電の日」のポスターを平成29年 10月2日から10月8日の1週間、主な駅に掲示するほか、9月中旬から関連自治体、企業等の協力を得て、全国に掲示して「地熱発電の日」のPRに努めます。

地熱がわかる一般向けパンフレット
「地熱 geothermal 〜地域・自然との共生するエネルギー〜」
- 地熱発電への期待
- 世界と日本の地熱発電
- 地熱発電のしくみ
- 地熱資源開発の進め方
- 地熱発電の歴史
- 地熱発電と地域の共生
- 地熱発電と共存共栄する町づくり(大分県九重町の事例)
- 地熱資源開発の流れとJOGMECの支援事業
- これからの地熱発電
「地熱シンポジウムin八幡平」開催レポートがご覧になれます。
- 松川地熱発電所運転開始 50周年を迎えて
- 八幡平市と地熱発電のこれまでの50年
- 八幡平市と地熱資源活用の今後に向けて