アメリカ(ザ・ガイザーズ)
NEFのパンフレットをもとに作成しております。
アメリカは世界第1位の地熱発電国です。地熱発電所のほとんどが西部カリフォルニア州ガイザース、同南部インペリアル・バレー、及びネバダ州ベーズン・アンド・レンジの各地域に分布します。

地域名 | ユニット数 | 設備容量(MW) |
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ガイザース | 23 | 1,548 |
インペリアル・バレー | 95 | 453 |
ベーズン・アンド・レンジ | 59 | 456 |
その他 | 13 | 88 |
計 | 190 | 2,545 |
ザ・ガイザース

サンアンドレアス断層の近くにあり、面積約80平方キロメートルに及ぶ世界最大の蒸気卓越型の地熱地域です。地熱はクリアレイク火山岩類の活動に関連した深成岩からもたらされています。この地域では多くの発電事業者と蒸気供給事業者の間で、23基の発電所が運営されています。
カルパイン・ユニット1-20

最大22基あったユニットのうち1992年までに5基が閉鎖されました。1980年に運転開始した13号以降のユニットには硫化水素除去装置が設置されています。
出力 | 運転開始年 |
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11MWx1基 | 1960 |
13MWx1基 | 1963 |
27MWx2基 | 1967,68 |
53MWx6基 | 1971,73 |
59MWx1基 | 1979 |
106MWx2基 | 1975,79 |
109MWx1基 | 1980 |
113MWx4基 | 1982,85 |
133MWx1基 | 1980 |
59MWx1基 | 1979 |
NCPA No.1

アメリカで初めて自治体が建設・運営を行った地熱発電所です。
出力 | 運転開始年 |
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55MWx4基 | 1982-86 |
スマッド・ジオ

地熱タービンで初めて25インチの長翼を使った熱効率の良い発電所です。
出力 | 運転開始年 |
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72MWx1基 | 1983 |
ウェスト・フォード・フラット

発電事故の際に蒸気が大気に放出されるのを避けるため、タービンをバイパスして復水器につなぐ蒸気配管を設置しています。
出力 | 運転開始年 |
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14.4MWx2基 | 1989 |
ベア・キャニオン

1本の蒸気井の底部から2,3本の枝坑をフォーク状に掘削するマルチレグ掘削法を採用しています。
出力 | 運転開始年 |
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11MWx2基 | 1988,89 |
エイドリン

事業を拡大するCalpine社がガイザースで初めて投資したプロジェクトです。
出力 | 運転開始年 |
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12.5MWx2基 | 1989 |
サンタ・フェ

蒸気と発電を一貫して開発するプロジェクトによって建設されたザ・ガイザース地域で最初の発電所です。
出力 | 運転開始年 |
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48.5MWx2基 | 1984 |